サッカー日本代表候補は3日、札幌市内で札幌大との練習試合を行い、3日間の短期合宿を終えた。
試合は45分2本で、ともに「4-2-3-1」のシステム。1本目はMF永井(名古屋)のシュートのこぼれ球をMF山田直(浦和)が詰めて先制し、続いて永井の左クロスからFWハーフナー(甲府)が頭で決めて2-0で勝った。メンバーを入れ替えた後半はDF今野(FC東京)のロングパスに抜けたFW李(広島)のゴールで1-0。右足首痛のMF原口(浦和)を除く23人が出場した。
国内組の若手中心の合宿を終え、ザッケローニ監督は「気になっている選手を手元で見ることができ、情報量が増えた」と話した。日本代表は10日、ワールドカップ(W杯)アジア3次予選前最後の強化試合、韓国戦(札幌ド)に臨む。メンバーは4日に発表される予定。
最終日の練習試合は、前半のゲームこそ縦に速い展開を作ろうとする意図がにじんだものの、全体的には連係不足が目立ち、ザッケローニ監督は「スピードある攻撃やコンビネーションはあまり見られなかった」と評した。しかし、「今回は個々の力を見極めるための合宿。選手は思っていた通り能力が高かった」と手応えを口にした。
代表の欧州組の比率が高まる中で、監督の強い希望により実現した合宿は、U22(22歳以下)代表が8人を数えるなど将来性を見越したものだ。戦術を一から説明して「ザック流」に触れさせ、MF清武(セ大阪)は「やりたいことが少し分かって勉強になった」、DF酒井(柏)は「機会をもらえただけでもうれしい。活躍し、また見てもらえるように」と前向きだった。常連組が少ない分、プレー機会が十分に与えられた効果が感じ取れた。
現在、代表の主力のDF長友(インテル・ミラノ)とFW前田(磐田)は故障を抱え、10日の韓国戦の出場は厳しい状況にある。今回の合宿で強烈なアピールをした選手はおらず、新顔の選手が「即戦力」となる可能性は大きくないが、長丁場のW杯予選では今回参加した若手の力が必要になる時期が来るはずだ。
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